第2次伊藤内閣が発足した年 明治25年に創業の今倉畳店

仙台駅方面から広瀬通りを仙台城へ、今回は仙台市街地から仙台城方面に向かった先にある老舗を訪ねてきました。

 

一つ路地を入ってすぐのところにあるこちら、今倉畳店です。

 

 

今倉畳店は明治25年(1892年)に創業した老舗の畳店です。

明治25年は第2次伊藤内閣が発足した年。

皆さんご存知だと思いますが、伊藤内閣とは「伊藤博文」の事で、昔の千円札の肖像にも使われた人物。

伊藤博文というと初代内閣総理大臣のイメージがありますが、それは明治18年~明治21年までの第1次伊藤内閣の時のことで、この第2次伊藤内閣では第5代内閣総理大臣としての発足でした。

 

ちなみに伊藤博文はその後、第7代、第10代の内閣総理大臣にもなった人物です。

 

 

今倉畳店はそんなころから、この地で畳店をされていたんですね。

 

お店の中をのぞいてみると、少し離れたところで畳の張替(?)みたいな作業をされていてとても忙しそう。

声を掛けようと思いましたが、それも躊躇われるほど……、そもそもウチに畳無いしなぁ……。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

なにか畳の小物みたいなものは売ってないかと店内を見ましたが、そんな感じではない……。

しかたない……今日のところは引き返すか……。

 

と思ったところになんと

 

 

「楊枝無料プレゼント」?

 

なぜ楊枝?とも思いましたが、これはいいと思い一つ頂戴してきました!

それがこちら。

 

 

「宮城の名工 伺います」

「1級技能士」

「絆」

「畳替えの季節」

「和の心でおもてなし」

「そだね~」

 

伝えたいことやお店の特長から時事ネタまで、小さい袋に満載です。

 

 

「奥様と畳はいつもきれいに」(笑)なんでしょう、ブラックジョークに感じたのは私だけでしょうか。

 

今倉と書いて「こんくら」だったんですね、こんくらたたみ店です。

 

でもなんかいいですね、畳屋さんに限らずこういうモノづくりをしている会社というのは、いきなり訪問しても声を掛けづらかったりすることが多々あるんですけど、こうやっていつでも連絡が取れるような配布物って、手に取りやすいですし。

さらにこれはあくまでも「つまようじ」ですからね、ただ名刺やパンフレットが置いてあるよりも格段に手に取りやすくなります。

 

 

我が家に畳の部屋を作るときにはぜひ相談させていただきます!

 

今倉畳店 宮城県仙台市青葉区立町5-27